失敗しないミニ選び
ミニをお探しのあなた、「いいミニ見つけた!!」と飛びついて購入してしまい、あとから後悔することがないように“失敗しないミニ選び”をアドバイス!
「ミニ屋さん」と呼ばれる車屋さんをご存知ですか?それは「ミニのスペシャルショップ」としてミニ乗りの人たちがこう呼んでいます。なぜなら、「車」というひとくくりに「ミニ」という車が納まらないのです。
それにミニのメンテナンスにはミニ特有のウィークポイントがあり、「ミニのスペシャルショップ」はミニだけを専門に扱う中で得た経験から改善策の「ツボ」を心得ています。
そのために、ミニに手慣れていない車屋ではトラブルの原因を掴みにくい事例であっても、ミニ屋ならではの経験の蓄積で遠回りせずに解決できることがあります。
はじめからウィークポイントをしっている専門店が年式や仕様にあった納車整備を行い、安心して乗れる状態に仕上げて中古ミニやコンプリートミニの販売をしています。 “AUTO HOUSE MIYAKE 208”も同じくミニの専門店「ミニスペシャルショップ」です。
ミニは単なる「車」ではなく「ミニ」なんです。
ミニは楽しいクルマで素晴らしい車であると自信を持っておすすめします。しかし、ただの移動手段としての自動車と比較してしまえば、現代のメンテナンスフリーに近い自動車に比べ格段に手の掛かる自動車であることも事実です。今どき、こまめなオイル交換やグリスアップなどを要求する車はなかなかないと思います。
ところがミニは乗っている人に「何か」を与えてくれる車なのだから、生誕から40年以上たつ今も存在し続けていると思います。
ミニはカスタムパーツがとても豊富で、
自分のオリジナル使用にすることが当り前のようになっています。
例えば全塗装はミニのドレスアップではよくあることです。だから全塗装ミニも見つけた時にすぐ「事故車では・・・?」と恐れる事はありません。
普通の中古車選びでは「再塗装された車は事故車の可能性が高い」と敬遠されがちですが、ミニという車はいろいろなドレスアップを施し楽しむ車なんです。
ミニが長い間存在している理由の中に見かけによらず丈夫な車体という点があります。ミニは、モノコックボディの前後に独立したサブフレームが取り付けられており、そのサブフレームにすべての機構部分が取り付けられる近代的なレーシングカーと同様のコンセプトによって作られているからです。
そのため、サブフレームとモノコックボディとの位置関係が狂わないような接触事故などによってフェンダーやフロントパネルなどを交換していても、車の機能に影響を与える可能性は少ないんです。また、ドレスアップの一環として、フェンダーやフロントパネルなどを交換することも珍しくないので、そこで重要になってくるのが「車の機能に影響を与えるような事故歴があるのかを見極める」術です。
それは「サブフレームとモノコックボディとの位置関係がずれていないか」が重要なポイントになります。
- チェックポイント1
- 最も重要なのが、フロントサブフレームの後ろ側のマウント部分です。
フロアパネル左右にあるサブフレームマウント取付ボトルが正しく取り付けられているかということ。 フロアが盛り上がっていたり、取り付け一がずれていたら要注意です。 - チェックポイント2
- 次は、フロントサブフレームの前方のマウント部分です。フロントサブフレームとフロントパネルのマウント部分に正しくラバーマウントがサンドイッチされて固定されているかがチェックポイント。
- チェックポイント3
- 最後のポイントは、リアサブフレームが正しく取り付けられているか。リアバンパーの下からサブフレームを覗き込み、フレームが正しい「長方形」の形状になっているかと、トランクフロアが波打っていないかをチェックすることで、リアサブフレームの取付が狂ってないかを判断できます。
ミニに乗りたいと思う理由は、「デザインが可愛いから」「英国車を乗ってみたかったから」など、そういった感覚的な出会いで充分です。
まず、道具として考えれば、仮に新車であってもその基本は40年前の古いクルマなんです。見た目が綺麗でも、中身は開発当時の仕組みなので労りの心でつき合ってもらいたいです。
今の壊れない国産車などと違い、車の体調や意思表示を感じながら乗ってもらいたい・・・。
40年間の歴史を積み重ねてきた車であるということをわかったうえでつき合ってもらい、ミニを持っている事を誇り乗ってください。