小さなボディー、可愛らしいデザイン、運転する楽しさ・・・
いくつもの感動を与えてくれるMINI
生誕50周年を迎えたミニは、コンパクトカーの礎を築いたクラシック・ミニ(2000年生産終了)と、現行のBMW MINIの2種類が存在します。その中でもクラシック・ミニ(ミニクーパー、ローバーミニなど)をメインに紹介していこうと思います。
ミニという車があの姿形で誕生したのがミニ時代の始まりなのでしょう。
シンプルで可愛らしいデザインとまるでゴーカートを運転しているかのような感覚が世界の“ミニ乗り”を魅了し続けていると思います。
そんなミニをAUTO HOUSE MIYAKE 208では、世界に1台だけのオリジナルミニとして愛用していただけるようにお手伝いしています。
英国車MINI(ミニ)
今はBMWのニューミニと呼ばれるミニですが、1959年にBMCというイギリスの自動車会社から発売されました。
そのBMC社は、英国で古くから続く複数の自動車会社たちが戦後外国資本に対抗するため統合してできた企業であり、多大な期待のもとに誕生したミニはBMC傘下の看板を冠され「オースチン・セブン」「モーリス・ミニ・マイナー」という名でデビューしました。
そのミニは、基本的は構造を変えずに40年以上も生産され続けています。しかし、その間に製造者は度重なる合併、統合、吸収などにより、BMCからブリティッシュ・レイランド、オースチン・ローバー、ローバーと名を変え、さらに最後は独BMW社の傘下になり、「ミニ」というブランド名と新型ミニの発売権だけを留保しました。
Development 開発
ひとりのエンジニアが生み出した自動車“ミニ”
舞台はもちろん英国。1956年に勃発したスエズ動乱によるオイル・ショックに見舞われており、ガソリン配給制に及ぶほどに深刻な状態でした。そのため人々は必然的に小型乗用車を求めていました・・・。
時に、BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)会長のサー・レオナードが、小型車の開発が必要と認識しエンジニア「アレック・イシゴニス」に開発を命じます。
開発の条件は、最小限のスペースに大人が4人乗り、荷物も積め、充分交通手段として使用でき、大衆向けの経済的な小型車でした。
そしてあらゆる新しい技術を取り入れ完成したのがMINI(ミニ)です。その愛くるしいデザインと見た目によらず丈夫なボディーは、50年も多くの人を魅了して離さない偉大な車になっていきました。